2020年の夏の終わり

8月末の台風8号からの3連発で海水温が下がったのか、2020年の沖縄の一番暑い季節はおわったようだ。特に今年の台風10号(ハイシェン)のあと、最高気温が30℃をこえない日々がつづいて過ごしやすくなった。

台風10号は特別警戒警報がはやい時期にでたりとずいぶん身構えたものだったが、結果として沖縄本島では暴風域にも入ことはなかった。気象庁の予報については大げさすぎるとか、脅かしすぎという意見もあるようだが、過小評価するよりも過大に評価するほうが安全だからしょうがないだろう。

もし、大したことないなんて予報をだして被害が大きかった場合、テレビや新聞、インターネット上で非難と罵倒の大合唱ははじまる。ならば、いっそのこと過大に警報を出しておくほうが無難ということになる。

インターネットの普及以前とくらべて、この手の警報の出し方が過大評価する方に変わっているかもしれない。というか、もし自分が責任者ならそうするだろう。専門知識をもたない人間、難癖をつけたいだけの人間の声がこれだけ大きくなったらそうするしかない。新型コロナウィルスについても、おなじ傾向がありそうだ。

新型コロナウィルスへの緊急事態宣言にはじまり台風でおわった沖縄の夏。来年のことを言うと鬼が笑うというけど、どうかいろいろなことがうまく転がっているように祈るしかない。