キラマガツーのこと(2)
高速船が渡嘉敷港に到着した。やはり那覇とくらべると落ち着いて静かだ。
まず、渡嘉敷村の公式サイトに鰹節製造工場跡というものが掲載されていたのでそこを見に行くことにした。
www.vill.tokashiki.okinawa.jpといってもフェリーターミナルから歩いて3分ぐらい。交番(駐在所?)の陰にかくれるように立っているレンガの煙突がそれだった。説明板など見当たらずそっけない感じ。
そして結論から言うと、この煙突以外にカツオ漁や鰹節に関わるようなものには出会えなかった。漁業組合はあるがマグロが主な水揚げのようだ。
名産品もまぐろジャーキーだし、数少ない食堂でも私がいった時にはカツオはメニューに載っていなかった。もしかしたら新鮮なカツオの刺身が食べられるのでは、と期待していったのだが残念。
渡嘉敷島はビーチ以外にはほとんど観光する場所は無い。まあ、そのビーチがすばらしいので他に必要無いといえばないのだが。しかし那覇に帰る船の時間まで、いちおう見てまわってみた。
照山展望台で撮った360°パノラマ写真。渡嘉志久ビーチと阿波連ビーチの青さと、沖に見える阿嘉島安室島に座間味島。
見花原(みはなばる)遊歩道で撮った360°パノラマ写真。高台にあり沖縄ではめずらしい、開けた景色がみられた。
松の低木がたくさん生えているが、これは風の影響でこうなっているそうだ。
午後になって雲が多くなったが、天気が良ければ青い海だったはず。
カツオ関係のものには行き当らなかったが、久しぶりに離島にこれてよかった。
あと、キラマガツーでは海岸近くの琉球松を伐採して裸同然にしたせいで、カツオ漁の餌となる小魚が減ったという考察が書かれていた。カツオ漁をしていた頃から半世紀以上がすぎたおかげか、そういうふうには見えなかった。どの山も青々として立派な琉球松があった。南の島の自然回復力はすごいということか。