性格は変わる？ 変わらない？ その２
さらに調べてみた。日本では日本MBTI協会というものがあり、ここが本家ということでよさそうだ。そのサイトの記述では、MTBIの目的は個人を分類したり性格を診断したりが目的ではないとのこと。「回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解し、 自分をより生かすための座標軸として用いることを最大の目的にしています。」だそうだ。
www.mbti.or.jpあと、その１で紹介したようなWEBサイトは「ＭＢＴＩの有資格者であることの証明と有資格者の氏名の掲載もないものについては、そのどれひとつとっても、ＭＢＴＩでもなく、世界規格のＭＢＴＩとは一切関係ありません。それは「似て非なるもの」です。」とのこと。※ なので利用については、自己責任でお願いします。
本家の意見はそれとして、第3者の意見だとどうなるか。WikipediaではMBTIについて、「度々批判の的」となっていてその理由について8項目が挙げられている。そのなかに信頼性という項目があり、「多くの人（回答者の39%から76%）が、たった5週間後に指標を再測定すると、異なったタイプに分類される」との記述があった。20年ぶりにやって同じ結果がでた自分は少数派らしい。
ja.wikipedia.orgこうした批判とはべつに、素朴な感覚としてMBTIのような診断についてうさんくささを感じるのが、自分で自分を評価している点、自分自身の認識を根拠にしている点だ。結局のところ自己診断では、自分をどうおもっているのか、もしくは自分をどう思われたいのかという要素が大きすぎるのではないか。
「この世に自分ほど信じられんものがほかにあるあああっ！」という名言を俟つまでもなく、自分は自分に嘘をつく。意識的か無意識によるものかは別として。性格診断に関して、どうすれば第3者による客観的な診断や評価の数値化といったことができるかは思いつかないし、たぶん不可能だろう。現代の脳科学であれば、特定の状況で大脳のある部位の活動が何パーセント上昇した、とかいうことは言えるだろうがこれを性格とは言わないだろうしなあ。
結局のところ、WEBサイトでできるMBTI性格診断は血液型性格診断や星座占いと大差ないと思っていいだろう。ということで、別のサイトでもやってみた。
INTP 独創的に問題を解決する人
ここでもか………
