三年後、会社を辞めて旅に出よう

アラフィフシングルライフ

ハンス・カーベルの輪をさがして その3

ガルガンチュア物語、もしくはパンタグリュエル物語の概要についてはネット上の情報でつかめた。実際の本をどこで入手するかだが、Amazonで電子化されたものを購入するのが一番はやそうだ。2005年の新約版と1941年の渡辺一夫氏による翻訳版がある。

 

 

 この両者では、昭和16年に上梓された渡辺一夫の手になる版が名訳として評価が定まっていること。また、私自身が興味をもった時期が40年近く昔の昭和時代である点からもそちらに依りたいと思った。さて、これを読む方法だが、Amazonで購入するとそこそこのお値段がする。なんとか無料で読めないかと思い情報を検索。

calil.jp沖縄県内の図書館を一括で検索してくれるサービスで「フランソワ・ラブレー」で調べる。沖縄県立図書館に蔵書がある。公共サービスは利用しないと損だ。図書館のホームページで新型コロナウィルス対策で制限はあるものの、貸し出しは行っていることを確認。ママチャリを駆って県立図書館へ。そして手にしたのがこの5冊。

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すっかり忘れていたが、私は「ハンス・カーベルの輪」について調べているのだった。別にガルガンチュア物語にそこまで興味があるわけではなかったのだった。5冊を並べると幅15㎝以上、約2,700ページの資料だ。これすべてを読むのはそれなりに時間がかかる。

全巻の目次に目をとおしたが、ハンス・カーベルという名詞は見当たらない。もともとどういう物なのかとか、どういう状況でといった周辺情報がないため目次からあたりをつけることはできない。固有名詞であればもしかしたら注釈にあるのではと思ったが、各巻とも膨大なページ数(3巻で190ページ以上、4巻で220ページ以上)があり挫折。となると本文を読むしかないか。